この記事はこんな人におすすめ
- 30代で留学したいけど、今から挑戦するのはリスクがありすぎる…
- アラフォーで留学したいけど今後の人生が不安
- 実際に35歳以上で留学した人の体験談が聞きたい
そんな思いを抱えながら、この記事にたどり着いた人もきっと多いのではないでしょうか。

私もまったく同じで、20代で留学に行かなかったことを後悔し、モヤモヤしながら30代を過ごしていました。
そんな中、私が35歳で留学を決断したのは「人生後から後悔したくない!」という気持ちからでした。
そして今、あのとき勇気を出して本当に良かったと心から思っています。
このブログ記事では、35歳で会社を辞めて留学した私の体験をもとに、得られたことだけでなく、苦労したことや失ったものまでリアルに、包み隠さず書いています。
30代からの留学を迷っている方にとって、少しでも参考になる情報や勇気を届けられたら嬉しいです。
35歳で留学を決断した理由


20代の私は、どこにでもいるごく普通のサラリーマンとして働いていました。
30歳のときに失恋を経験し、「このままの自分じゃダメだ」「何かを変えたい」と強く思い、そのタイミングで始めたのが英語の勉強でした。
最初は趣味の延長でしたが、続けるうちにどんどんのめり込み、気づけば「海外で生活してみたい」という気持ちがふくらんでいきました。
サラリーマンとしてキャリアを重ね、管理職にもなりました。もちろんやりがいや達成感もありましたが、しんどいことも多かったです。
特に、内向的で一人の時間を大切にしたい自分にとって、周囲の目を気にしながら働く環境は、時に大きなストレスになっていました。



この働き方で、自分は本当に幸せなのかな…?
そんな気持ちを抱えるなか、英語を学んでいたこともあり、
「英語を使ってもっと自由に、自分らしく働いてみたい」
と思うようになり、会社を辞めて留学するという決断に至りました。
もちろん、30代半ばという年齢を考えるとリスクもありました。
これまで築いたキャリアを手放すこと、収入がゼロになること、将来が見えなくなること。
それでも最終的に背中を押したのは、「後悔したくない」という一心でした。
「どう転んでも、人生は最終的になんとかなる」そう信じて、私は35歳でカナダ留学することを決めました。
なぜカナダだったのか
「35歳から海外に住みたい」というのは、つまり「海外で働きたい」ということでもあります。
しかし、ほとんどの国ではワーキングホリデーの年齢制限が30歳までです。この時点で、選択肢はかなり限られていました。
英語圏にこだわりたかったので、候補に挙がったのはイギリス・オーストラリア・カナダの3カ国。
私は当時、「英語を使って、自分のスキルを活かし、もっと自由な働き方を手に入れたい」という思いを強く持っていました。
ブログを運営していたこともあり、デジタルマーケティングの分野に興味を持ち始めていたんです。
そんな中で見つけたのが、カナダのCo-op留学という制度でした。
この制度は、現地のカレッジで学業に励みながら、就労経験を積むことができるというものです。
そしてCo-op留学ならデジタルマーケティングに関連する仕事ができると知り、「ここだ!」と思いました。
- 学業に励みながらアルバイトができること。
- 興味のある分野で実践経験を積める。
- 英語力も、キャリアも、同時に伸ばせる。
そんな条件がそろっていたのが、カナダだったのです。
35歳で留学することへの周囲の反応
私の場合、家族・友人・職場の同僚や上司に本当に恵まれていたと思います。
留学を決断したとき、ほとんどの人が背中を押してくれました。
- 今が人生でいちばん若い
- 健康・時間・お金がそろうタイミングなんて、人生に何度もあるわけじゃない
- 自分の人生、後悔しないように
ほとんどの人がありがたい言葉をかけてくれました。
もちろん、「本当に大丈夫なの?」「将来どうするの?」といった声も中にはありました。
私はもともと自分の直感や選択を信じるタイプなので、そうした周囲の声に左右されて決断が揺らぐことはありませんでした。
10年前だったら、「30代で留学なんて…」と否定的に捉えられることも多かったかもしれません。
でも今はSNSやブログ、YouTubeなどで多様な生き方が見える時代。
情報も多く、価値観もどんどん柔軟になっていて、年齢や肩書きにとらわれず挑戦する人が増えている実感があります。



自分の人生をどう生きるかは、結局、自分が決めることだと思います。
35歳から留学して得たもの
35歳からの留学で得られたものは、英語力だけではありません。
私が35歳から留学して得たもの
- 海外での人とのつながり
- 新しい価値観
- 人間的な成長
- 自分らしい生き方
どれも教科書などでは学べない、本物の体験を通じて身についたものです。
海外での人とのつながり


多くはありませんが、多国籍の友人たちと出会えたことは、私の大きな財産になりました。
うまく言葉が出てこないもどかしさや文化の違いに戸惑いながらも、勇気を出して一歩踏み出したことで出会いに恵まれました。
30代になると、友人関係はある程度固定されがちです。しかし留学を通して、日本にいたままでは絶対に出会わなかったような人たちとつながることができました。



この出会いがあったことだけでも、留学してよかったと思えます。
新しい価値観
日本で当たり前だったことが、海外ではまったく当たり前ではなくなります。
私にとって大きなカルチャーショックでした。
- 衛生的でないトイレ
- バスや電車は時間どおりに来ない
- はっきりものを言う文化(=思いやりがないわけではない)
「当たり前」って、自分の中だけの常識だったんだなと気づきました。
清潔さや気配り、礼儀正しさなど、日本のよさも再発見することができました。
日本にいると気づかない「ありがたさ」を、海外に出たからこそ実感しました。



海外で過ごすことで、自国と他国の両方の良さに気づけるようになった。それが、新しい価値観を得るということなんだと思います。
人間的な成長
留学と聞くと、どうしてもキラキラした華やかなイメージを持たれがちです。
しかし実際は挫折や失敗の連続、そしてそれを乗り越えていく強さが必要です。
- 英語が聞き取れず、クラスメートの輪に入れない
- 苦労して見つけた仕事を、3日でクビ
- 物価高で、貯金がみるみる減っていく不安
- 自信を失い、人と話すことが怖くなり、一人で過ごす日々
私は留学前に、英語学習にはかなり力を入れてきました。
それでも、ネイティブだけでなく、他の留学生の英語すら聞き取れず、話しかけるのが怖くなってしまうこともありました。
ようやく見つけた仕事でも、英語が思うように使えず3日で解雇になり、自信を失い一人で過ごす時間が増え、



「カナダまで来て、自分は何をしているんだろう」と、何度も思いました。
そんな日々の中で、少しずつ自分と向き合い、できない自分も受け入れ認めるように考え方が変わっていきました。
ある意味将来の笑い話ができて良かったと思えるようになりました。
自分らしい生き方


私は内向的な性格ですが、だからこそ、自分なりの楽しみ方や過ごし方が少しずつわかってきました。
誰かと無理に比べるのではなく、自分のペースで過ごすことの心地よさも学びました。
「自分らしく生きる」という感覚を手に入れられたんだと思います。
- カフェで一人で過ごす
- 心地よい距離感を保つ
- SNSや他人と比べるのではなく、昨日の自分と比べる
そんな日々の積み重ねが、私にとっての自分らしい生き方になりました。
35歳からの留学で失ったもの
留学を決断するうえで、手に入るものばかりに目がいきがちですが、実際には失うものや変わるものも少なくありません。
私自身も留学を通して、多くのものを手放し、その一方で価値観や人間関係が大きく変化しました。
35歳からの留学で失ったもの・変化したもの
- 安定した収入
- これまで積み上げてきたキャリア
- これまでの人間関係
ここでは、私が35歳で留学をして実感した「失ったもの」や「変化したこと」について、正直にお話しします。
安定した収入
会社を辞めて留学するということは、当然、安定した収入を手放すことになります。
定期的な給与など、これまで当たり前に受け取っていたものが一切なくなり、経済的なプレッシャーは想像以上に大きいものでした。
貯金が減っていくスピード、物価の影響、働ける時間の制限など、お金に対する不安は留学生活を通して常につきまといます。
そのぶん「お金の使い方」や「自分にとって必要なこと・不要なこと」を見直すきっかけにもなりました。
これまで積み上げてきたキャリア
社会人として10年以上積み重ねてきたキャリアやポジションを一度手放すことは、精神的にも大きな決断でした。
海外では、日本での肩書きや職歴はそのまま通用しないことも多く、一から自分の価値を示す必要があります。
年齢を重ねてからのゼロスタートに対する不安やプレッシャーは、正直言って小さくありません。
それでも、「これまでの経験があったからこそ、現地でも対応力や柔軟性を発揮できた」と思える瞬間もあり、キャリアを「捨てた」のではなく、「形を変えた」のだと今は思っています。
これまでの人間関係
私の場合、留学を決めたときに反対されたり、批判されたことはありませんでした。ありがたいことに、家族も友人も応援してくれる人が多かったです。
ただ、海外に出ることで、連絡は取れても、物理的にも心理的にも「今まで通りの関係」ではいられなくなります。
また、日本にいる同世代の友人たちが結婚・出産・マイホームなど人生の次のステージに進んでいく中、自分だけが少し違う方向に進んでいるような感覚に、不安や焦りを感じることもありました。
人間関係そのものが壊れるわけではありませんが、ライフステージのズレによって感じる孤独感やギャップは、留学後の現実として確かに存在します。
35歳だからこそ乗り越えられたこと
キラキラした華やかなイメージを持たれがちの海外留学ですが、挫折や失敗など辛いことのほうが多く、それを乗り越えていく強さが必要です。
それでも、私は「30代だからこそ乗り越えられた」と思うことがいくつもあります。
精神的な余裕と自己理解
20代で留学に来ている学生たちと比べて、30代はこれまでに多くの経験や苦労を乗り越えてきたベースがあります。
多少の失敗やトラブルが起きても、いちいち動揺せず、「まあこういう日もある」と受け流す力がついている。
それは、失敗の痛みや挫折を過去に何度も経験し、自分の取り扱い方を理解してきたからこそだと思います。



辛いときも、「これは今の自分に必要な時間なんだ」と受け止められる。
それは年齢を重ねたからこそ得られた“心の土台”でした。
就職面での強み


海外で働くために必要なのはポテンシャルではなく経験です。
日本では新卒や若さが重視される傾向がありますが、海外では「何ができるか」「どんな経験があるか」が重視されます。
年齢が就職に関係のない海外ではむしろ社会人経験が長いほうが仕事を得やすいことが多いです。
私は日本で長く小売業に携わってきた経験があり、現地でも同業種で面接の機会をたくさん得ることができました。
その結果、マーケティングの実務経験を積めるチャンスにも恵まれました。
積み重ねてきた経験が評価される。それが、海外で働くというリアルでした。
35歳から留学を成功させるためにすべきこと
ここでは、私が実際に留学前にやっておいて良かったこと、そして「やっておけばよかった」と後悔したことをまとめます。
これから留学を考えている方にとって、準備段階でどこに力を入れるべきかのヒントになれば嬉しいです。
留学中の計画を立てる


20代のように「なんとなく留学して、何となく吸収する」のではなく、30代からの留学は「目的」と「計画」を持って動くことが大切です。
留学前に、以下のようなことを明確にしておくことで、時間もお金も無駄にせず、後悔のない留学生活が送れます。
目的を明確にする
- 英語を話せるようになりたいのか
- 海外で働きたいのか
- 将来的に移住したいのか
- キャリアチェンジやスキルアップが目標か
目的が曖昧だと、やるべきこともぼやけてしまいます。
反対に、目的がはっきりしていれば、語学学校・コース選び・滞在先・就労先なども選びやすくなります。
ざっくりした留学プランを立てておく
- いつから仕事を探し、いつまでにゲットしたいか
- 学校はどれくらい通う予定か
- 留学中に必ず達成したいことは何か
- 学習と仕事のバランスはどうするか
- いつから就労パート(Co-opなど)に移るか
「全体で◯ヶ月、そのうち語学が◯ヶ月、仕事が◯ヶ月」といったざっくりした設計でも良いと思います。
大切なのは、「なんとなく過ごす」を避けること。留学期間を自分の投資期間として使い切る意識があるかどうかで、結果が大きく変わります。
時間の使い方を意識しておくだけで、日々の行動にもメリハリが出ます。
英語力をできるだけ伸ばしておく


※登校許可を得ています
留学を成功させたいなら、英語力は事前にできるだけ伸ばしておくことを強くおすすめします。
なぜなら英語力があるだけで以下のようなメリットがあるからです。
- 友達ができやすい
- 仕事が得やすい
- 生活がスムーズになる
- 授業の理解度が上がる
- より多くのチャンスが舞い込む
メリットはたくさんあってもデメリットはありません。伸ばせるだけ伸ばしておく必要があります。
英語がある程度できるだけで、人間関係・仕事・授業・生活・チャンスすべての面でスタートダッシュが切れます。
私がやっていた学習は、主にオンライン英会話で、単語や文法を勉強しながらネイティブキャンプやCamblyを利用してアウトプットしていました。
私がやっていたこと
私の場合は、主にオンライン英会話を活用して準備しました。
- 単語や文法を独学で復習
- 【ネイティブキャンプ】や【Cambly】で毎日アウトプット
こうした継続が、実際に現地で英語を使うときの土台になってくれたと感じています。




ブログやYouTube、SNSなどで情報発信を始める
30代以上で留学する人はまだ少数派です。しかし、「留学したい」「留学してみたかった」という思いを心に秘めている人はたくさんいます。
そんな人たちに、あなただからこそ語れるストーリーを発信することで、共感や応援が生まれます。
情報発信は、次のような形で自分の可能性を広げてくれます。
- 留学前後の記録が、自分だけの「ストーリー」になる
- ブログやSNSがきっかけで、仕事や出会いが生まれることもある
- ファンが増えれば収益化もできる
- 特にマーケティングやクリエイティブ業界に興味がある人は、運用経験がポートフォリオになる
ブログの始め方や運営のコツについては以下の記事が参考になると思います。




私の場合
私はブログ運営の経験があったことで、現地の企業からマーケティングの仕事のチャンスを得ることができました。



「発信は恥ずかしい」と思うかもしれませんが、逆に、そんな人が発信している情報に価値が生まれます。
留学後のキャリアはどうするか
留学のあと、どうするのか?
これは、30代で留学を考える人にとって最も大きな悩みのひとつではないでしょうか。
私も留学前から、「将来どこで、どう働いて生きていきたいか」をずっと考えてきました。
現地就職と帰国の決断
現在、私はカナダでマーケターとして働いています。
留学中に得たご縁とスキルのおかげで、現地企業で実務経験を積むことができました。
実を言うと、渡航前は「いずれ永住権を取るのもありかな」と思っていた時期もあります。しかし実際に現地で生活し、働いてみたことで現実も見えてきました。



永住を目指すには、想像以上にハードルが高い。そこまでストイックに頑張り続けたいとは思えなかった、というのが素直な気持ちです。
また、一度海外に出たことで、日本の良さにも改めて気づくことができました。
完璧な国なんてどこにもないけれど、外から見たことで「やっぱり日本って、いいな」と思えたことも、帰国を選んだ理由のひとつです。
今後のキャリアプラン
幸い、カナダでマーケティングの実務経験を得ることができたので、この経験をポートフォリオとして活かし、帰国後は日本で転職活動を始める予定です。
まずは日本の企業で実務をしっかり積みながら、将来的には時間や場所にとらわれない自由な働き方を実現したいと考えています。
海外で暮らしたからこそわかった「自由さの価値」を今度は自分の力でつくっていきたいと思っています。



留学はゴールではなく、自分らしい働き方・生き方を見つけるためのスタートだった。そう実感しています。
35歳以上で留学して人生を変えられる人の特徴5選


30代から、そして特に35歳以上で留学を考えている人は覚悟のある人だと思います。
留学は良いことばかりではありませんが、得られるものは多く、人生の大事な時間とお金を投資する価値があります。
ここでは30代の社会人留学で成功しやすい人の特徴をまとめました。
留学で成功する人の特徴5選
- 理想の生き方に真剣な人
- 自分と向き合う力がある人
- 成長意欲が強く、自分をアップデートし続けられる人
- 行動に移すスピードがある人
- 柔軟に受け入れ、変化できる人
理想の生き方に真剣な人
「私はこう生きたいんだ」という理想が明確な人は強いです。
- 海外で働く・暮らすというビジョンがある
- 自分の人生に納得感を持ちたい
- 英語を身につけてキャリアチェンジをしたい
その思いがあるからこそ、苦しいときも踏ん張れるんだと思います。
自分の軸で選んだ留学は、必ず人生のターニングポイントになります。
「どう生きたいか」に真剣になれる人こそ、留学を通じて本当の意味で人生を変えることができます。
自分と向き合う力がある人
30代の留学は、単なる「夢の時間」ではなく、孤独や壁にぶつかることが多くなります。自分の価値観や人生観と何度も向き合う機会になります。
- 英語ができない自分に落ち込む
- 年齢や国籍の違う友人たちとどう接すれば…?
- 将来の自分はどうなるのか?と不安になる
そんなときに必要なのが、自分の気持ちを冷静に見つめる力です。
「自分はどうしたいのか」と考えられる人は留学を通じて大きく成長できる人です。
迷ったり立ち止まったりしてもいい。でもその都度「自分はなぜここに来たのか?」に立ち返れる人は、必ず前に進めます。
成長意欲が強く、自分をアップデートし続けられる人
留学は、語学力を伸ばすだけの場ではありません。自分自身の価値観や能力をアップデートする場です。
- もっと成長したい
- 環境を変えて新しい挑戦をしたい
- 今の自分に満足していない
そんな想いがある人は、困難があっても前向きに学び続けることができます。
留学中は「知らないこと」や「できないこと」に毎日出会います。
でもそれをネガティブに捉えるのではなく、「伸びしろ」と思える人は、成長できる人だと思います。
年齢は関係なく、自分を変えることができるのは成長意欲がある人です。
行動に移すスピードがある人
情報収集も大事ですが、それだけでは現実は変わりません。
人生を動かすのは、行動の積み重ねです。
- オンライン英会話を今から始める
- ビザや費用について調べたら、その日のうちに一歩動く
- 体験談を読んだら、自分も「できるかも」と仮に考えてみる
「まだ早いかも…」と迷っているうちに、チャンスを逃してしまうこともあります。
完璧を待つのではなく、まず1つ行動すること。それが留学成功の大きな鍵です。



正直私はじっくり考えて行動するタイプなので、この性質はすごくほしいです。
柔軟に受け入れ、変化できる人
異国の地では、日本の常識が通じない場面が山ほどあります。
- 時間どおりにこない交通機関・友達
- 言い回しがストレートすぎてショックを受ける
- 手続きが遅い、効率が悪い
そんな環境でも、「これはダメ」ではなく「面白い!」と思える人は、どんどん現地に馴染んでいきます。
留学はカルチャーショックの連続ですが、それは「新しい当たり前」に心をオープンにする機会でもあります。
変化を怖がるのではなく、学びの機会と思って変化を楽しめる力が人生を動かす大きな原動力になります。
30代以上の留学スタイル
35歳を過ぎてからの留学は、20代のような「勢い」よりも、目的や将来設計に基づいた「計画的な選択」が大切になります。
ここでは、30代・40代におすすめの留学スタイルを3つご紹介します。
語学留学(短期〜長期)
- 英語力強化、生活体験メイン
- 社会人向けコースや、落ち着いた環境を選ぶのがおすすめ
キャリアアップ留学(専門学校・資格取得)
- 海外での就職や移住を視野に入れた学び直しスタイル
- 実践的スキルを学び、就労経験ができるCo-op留学もこのカテゴリに含まれます
ワーキングホリデー(※一部の国で35歳まで申請可能)
- 年齢制限あり:基本は18〜30歳まで。ただし一部の国は35歳まで申請可能。
補足: 35歳の誕生日を迎える前に申請が完了していればOKという国もあります。
渡航時ではなく「申請時の年齢」で判断されることが多いので、ギリギリの方は要注意! - 申請可能な国・条件は常に変わるため、最新情報の確認が必須
- 働きながら語学や海外生活に慣れたい人におすすめ
- 比較的自由度が高く、語学学校+現地就労を組み合わせやすい
私は、専門スキルを身に着けてそれを実践できるCo-op留学というスタイルを選びました。
CO-OP留学は決して「魔法の体験」ではありません。誰もが理想の仕事に就けるわけでもありません。
でも私は、「理想の仕事に就けるかどうか」だけが留学の成功を決めるものではないと思っています。
どんな結果になったとしても、期待通りにいかないこともあるけれど、その中で自分と向き合い、試行錯誤を繰り返していくプロセスは、必ず今後の人生に活きてくる大きな財産になります。



私は、35歳からの留学でCo-opを選んで、本当に良かったと感じています。
まとめ


35歳での留学は、正直に言って楽な道ではありませんでした。年齢、将来への不安、経済的リスクなど、挙げればきりがありません。
でもそれでも、「やらなかった後悔」よりも「やって得られた気づき」の方がはるかに大きかったと、今言うことができます。
安定した収入、当たり前の生活など、失ったものもありますが、その代わりに得たのは、自分らしい生き方を選ぶ力と、一歩を踏み出す勇気でした。
30代からの留学は、覚悟を持って選ぶ選択です。だからこそ、自分と深く向き合い、確実に人生を動かすきっかけになります。
もしあなたが今、「留学したいけど、もう遅いかも…」と迷っているなら、年齢で決めるのではなく、どちらの選択にワクワクできるか、どちらなら後悔しないか、を軸にしてみてください。
どんな結果になったとしても、その選択を信じて動いた先には、きっと自分なりの答えが見つかるはずです。
この記事が、あなたの背中を少しでも押すことができたなら、嬉しいです。
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